口腔外科
口腔外科では、虫歯や歯周病あるいは入れ歯の治療を除いた口腔内の外科的処置を行います。代表的なものは、以下の通りです。
- 親知らずの抜歯
- 顎関節症の治療
- 口内炎の治療
- 口の中のできもの(腫瘍)の治療
※重症なケースなど、状態によっては他の医療機関をご紹介いたします。
● 親知らずの抜歯
親知らずは、成人になってから生えるのが一般的で、いちばん奥に生えてくる上下4本の歯のことです。現代人の顎は、古代人に比べて小さくなり、親知らずが生えてくるスペースが十分になくなってきています。そのため、歯ぐきの中に埋まったままだったり、一部しか生えなかったり、斜めに生えてしまったりするのです。その結果、周囲の歯や歯ぐきを圧迫してしまい、痛みなどのトラブルが生じてきます。
親知らずは、そのまま放置しておきますと、まわりの健康な歯に悪影響を与えてしまうことがありますので、痛みを感じない方も、まずはご相談ください。
● 顎関節症
顎関節症は、顎の痛み、顎が鳴る、口が開けづらいなどの症状の出る病気です。歯ぎしり、食いしばり、咬合異常、顎の損傷など、さまざまな原因があり、多くの因子が重なり合って発症すると考えられています。
顎の違和感を放っておきますと、頭痛、肩や首のこり、手足や腰のしびれ、めまい、耳鳴りなどの全身症状に進展してしまうことがあります。
当院では、マウスピースを用いた治療(スプリント療法)を行います。
口を開くときに痛みを感じる、口が開きにくい、食事中に異音がする、などの症状がある方は、ご相談ください。