予防歯科
「歯科医院は、歯が痛くなってから行くところ」とお考えの方も、まだ少なくないのではないでしょうか?
もちろん歯の痛み、症状があるところを治療することは大切ですが、虫歯や歯周病が進行してしまってから治療を受けると、どうしても時間や費用が多くかかります。
悪くなる前に予防出来れば、余計な時間や費用をかけずに済みます。
そして、お口の中を健康な状態に保つには、定期的なメンテナンスがとても大切です。
「しっかり歯磨きをしているから大丈夫」と考える方が少なくないようですが、歯磨きだけでは取り切れない汚れがあり、汚れが溜まると、歯垢や歯石が付着し始め、虫歯や歯周病のきっかけになってしまいます。
そのため、定期的なメンテナンスを含めた予防を行うことが、とにかく大切なのです。
● 歯は一生の財産
ここで、歯を失ってしまう原因の9割以上が、虫歯と歯周病であることを知っておいてください。
虫歯も歯周病も初期には自覚症状の無いことが多いので、歯に穴が開いた、痛い、グラグラするなどの自覚症状に気付いてからご来院なさった場合は、かなり進行した状態であることが多く、したがって歯を残すことも難しくなります。
定期的なメンテナンスを含めた予防を行って健康な歯を維持し、疾患の進行を抑えることが、とても重要です。
そして、今後の歯科治療は、虫歯や歯周病などを治療するだけでなく、いかにお口の中の健康な状態を長く維持するかが非常に重要なことと考えられています。それが「予防歯科」という考え方なのです。
歯は一生の大切な財産ですから、患者様の歯を1本でも2本でも多く残すようにご支援いたします。
● 当院の予防歯科
当院では、お子様の歯の健康を育てることを目標として予防中心の診療を行っています。お子様の虫歯予防のために、シーラント、フッ素塗布をご希望の方は、お気軽にご相談ください。
- ■ プラークコントロール
- 虫歯予防には、プラークの増殖を抑制し、悪い影響を及ぼさないように、コントロールすることが大切です。 当院では虫歯予防として、ブラッシングの指導、クリーニング、フッ素塗布を行っています。虫歯予防・早期発見のために定期的に検診されることをおすすめします。
- ■ フッ素塗布
- 歯のいちばん外側はエナメル質で出来ています。フッ素を塗布することで、歯のエナメル質を硬くして虫歯菌の出す「酸」に負けない強い歯質を作ります。フッ素塗布は、虫歯菌や歯周病菌の増殖を抑えるはたらきを持ち、お子様の歯を健康に保つことが出来ます。また、フッ素には歯の再石灰化を促す効果があるため、初期の虫歯には有効です。
- ■ シーラント
- 乳歯の奥歯は溝が深く、虫歯になりやすい部分です。シーラントとは、奥歯の溝を虫歯になる前に樹脂などで埋めてしまう方法です。特に溝が深くて複雑な6歳臼歯に効果的で、歯を削らなくて済みます。
- ■ キシリトール
- キシリトールにはミュータンス菌の数を減少させ、また、プラークの質をさらさらにする作用があり、虫歯や歯肉炎の予防に非常に効果的です。当院では、キシリトール100%のガムやタブレット、歯磨き粉などをおすすめしています。
歯科衛生士:池田真由子(いけだ まゆこ)
私は主にブラッシング指導やフッ素塗布などの予防処置、歯石除去やクリーニングを担当しております。
当院は幅広い年代の患者様にご来院いただいております。どの年代の方にもわかりやすく、また施術の際には痛みのないよう心掛けております。
お口の健康における不安なことや質問などがございましたらお気軽にご相談ください。